2025春季シンポジウム「差別されない権利」と大学教育の課題ー同対審60年、地名総鑑50年と今
【趣旨】
本年は、同和対策審議会答申から60年、部落地名総鑑事件発覚から50年という節目の年に当たります。その間、部落問題をめぐる社会の構造は大きく変化してきました。とりわけ、サイバースペースを悪用した部落差別事象が頻発しています。
特に部落の所在地情報や特定個人が部落出身であることをネット上で暴露する行為に関わって、「差別されない権利」が近年の判決で認められるに至りました。このことは、部落問題解決、差別撤廃のために非常に重要な意義があるでしょう。
このシンポジウムでは、「差別されない権利」の意義、そして大学での人権教育においてどのような課題があるかを検討していきたいと思います。
【第1報告】:「部落差別事件の歴史と課題を考える ―「部落地名総鑑」
報告者:北口末広さん(近畿大学)
【第2報告】:「『復刻版・全国部落調査』裁判東京高裁判決の意義と課題」(仮)
報告者:中井雅人さん(弁護士、『復刻版・全国部落調査』裁判弁護団)
【第3 報告】「社会学から『全国部落調査』裁判をふりかえる ―法律・社会学・教育の「間」ー」
報告者:阿久澤麻理子さん(大阪公立大学)
司会:李嘉永(本協議会事務局員、近畿大学)
【日時】:2025年6月8日(日) 14:15~16:30 (開場・受付開始:13:30~)
【会場】KANDAI Me RISE(かんだい・み・らいず、関西大学梅田キャンパス)7階 701号室
〒530-0014 大阪府大阪市北区鶴野町1番5号
【参加費】1,500円(学生、非正規雇用等の場合、500円)
申し込みは不要です。当日、会場に直接お越しください。
お問合せ: hirooka@omu.ac.jp(廣岡)